2001-03-05 第151回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第4号
ここに書きましたハンティントンは、ハーバード大学教授のサミュエル・ハンティントンでございまして、冷戦終えん後、文明の衝突というテーゼを提起して世界的に注目された方なんですが、この人が一九六〇年代に発展途上国における政治的不安定性につきまして、非常に私としては重要だと思う考え方を提示しております。
ここに書きましたハンティントンは、ハーバード大学教授のサミュエル・ハンティントンでございまして、冷戦終えん後、文明の衝突というテーゼを提起して世界的に注目された方なんですが、この人が一九六〇年代に発展途上国における政治的不安定性につきまして、非常に私としては重要だと思う考え方を提示しております。
第三世界では、経済発展のおくれとともに貧富の格差が拡大して、政治的不安定性に発展する可能性も生まれております。イラクのクウェート侵攻に見られるような地域紛争の火種が消えたわけでもありません。第三世界の国々の兵器の近代化の進展は、戦火による破壊の範囲を封じ込めることを難しくいたしております。
わが国をめぐる国際環境は、政治的不安定性の増大、世界経済の低迷、保護主義的風潮の高まりなどまことに厳しい情勢にあります。かかる困難な状況下において、わが国が適確な進路の選択を行うためには、わが国自身、国際社会の責任ある一員としての自覚を持つことが、まず肝要であると思います。換言いたしますと、受け身、消極的な対応から自主的、積極的な役割り分担へと、抜本的な姿勢の転換を図ることが必要であります。
わが国をめぐる国際環境は、政治的不安定性の増大、世界経済の低迷、保護主義的風潮の高まりなどまことに厳しい情勢にあります。かかる困難な状況下において、わが国が的確な進路の選択を行うためには、わが国自身、国際社会の責任ある一員としての自覚を持つことが、まず肝要であると思います。換言いたしますと、受け身、消極的な対応から自主的、積極的な役割り分担へと、抜本的な姿勢の転換を図ることが必要であります。
しかしながら、国際石油情勢の根底には産油国の資源温存政策の強化や政治的不安定性など楽観を許さない要因が存在しております。中長期的に国際石油需給が逼迫化の方向に向かうことは避けられないものと見られます。 このような諸状況を踏まえ、石油安定供給を図るためには供給源の分散化を図ることが不可欠であります。
また、中長期的なエネルギー情勢を展望いたしますと、国際石油情勢の根底には、産油国の資源温存政策の強化や政治的不安定性など楽観を許さない要因が存在しております。IEAその他の予測によっても、中長期的に国際石油需給が逼迫化の方向に向かうことは避けられないものと見られます。
次に、今後の中・長期的なエネルギー情勢を展望いたしますと、国際石油情勢の根底には、産油国の資源温存政策の強化や政治的不安定性など楽観を許さない要因が存在しております。IEAその他の予測によっても、中・長期的に国際石油需給が逼迫化の方向に向かうことは避けられないものと見られます。
○久保説明員 「その他の諸国間においても種々の緊張要因」のところでありますが、主としてそれぞれの国におきまする経済的、社会的あるいは政治的不安定性、それらに関連するところのいわばある種の外国からの干渉といったような事態も存在しております。それから、民族問題あるいは思想問題等、そういうものがこれらの国に介在をしておるというような状況、そういうことも含められております。